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▽レス始

「優しい世界(元ネタGS×ネギま!)」

ナナヤ (2007-06-28 13:31/2007-06-28 13:40)
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初めはおキヌちゃん

その次が神父

その次が冥子ちゃん親子

その次がエミさん

その次がカオスとマリア

その次がピートとタイガー

その次が雪之丞

その次が魔鈴さん

その次が親父とお袋

その次がシロ

その次がパピリオにジークと少佐

その次が隊長

これは、世界に殺されていった人たちの順番だ


魔神大戦と呼ばれることとなる戦いは一人の男の活躍で人間たちの勝利となった
その男の名前は横島忠夫
当時17歳で赤いバンダナをしたただの見習いGSだった彼が全ての原因とされるアシュタロスを葬ったのだ
しかしGS協会・オカルトGメンらは彼の活躍を世間から隠し
彼の上司、美神令子をその立役者とした
これはまだ17歳である彼を戦いに利用したことと
そんな彼が魔神であるアシュタロスを倒したことを隠すためでもあった


それから少しの間、俺たちは平和な時間を過ごしていた
そんな時間の中で俺はルシオラを失ってまで守った世界がこのまま平和に過ぎていけばいいと本気で思っていた

でも、世の中そんなに甘くはなかった

もともと事情を知っていた神界・魔界の連中や事情を知っている人間たちが俺の存在を危険視しはじめたんだ

世界でただ一人の文殊使い
魔神殺しの男

そんな人間を世界は許しちゃくれなかった

まず俺の命が狙われた
危険な男を生かしておく必要はないってことだろう。ま、返り討ちにしてやったけど
でも皮肉なのは、初めて俺を殺しに来た奴は神族でも魔族でもなく人間だったってことだ

それからどんどん俺を狙う奴が増えてきて流石に危険を感じた俺はみんなに迷惑がかかると思い姿を暗ました
俺はこれで俺が逃げ続ければ大丈夫
いつか諦めてくれるだろうなんてばかな考えをしていたんだ

そう、奴らが次に狙ったのは俺の身内や仲間だった
情報操作で嘘の情報…俺が本当はあの魔神大戦を引き起こした張本人という…を流し
そしてそんな俺を匿うのが美神さんたちだと言ったのだ

あの大戦で死んだ人は数知れず
あの大戦に恨みを持つ人も数知れず

そんな人達がこの情報を聞いて美神さんたちをそのまま見逃す筈なんてなかった

ソレを知った俺は焦ってみんなのところへ戻った
これ以上大切な人の死なんてみたくなかったから…

でもソレは無理なことだった


初めはおキヌちゃん

その次が神父

その次が冥子ちゃん親子

その次がエミさん

その次がカオスとマリア

その次がピートとタイガー

その次が雪之丞

その次が魔鈴さん

その次が親父とお袋

その次がシロ

その次がパピリオにジークと少佐

その次が隊長

みんな必死で戦ってくれた
俺を守るために
ただ俺を『大事な仲間だから』と言って
俺たちを捕まえようとする人たちに混ざってやってくるGSや神族、魔族の奴らに殺された


そして今も…


「がぁ!!」

「ヨコシマ!」

「横島くん!」

「横島さん!」

迂闊だった
俺、タマモ、美神さん、小竜姫さまの四人で山奥にある小屋に逃げ込み三日
追手がまったくなかったから少し気を緩めた瞬間コレだ

結界で小屋の周りを覆わ
外に出てみれば一匹の上級魔族
しかもその結界は神族である小竜姫さまの力を弱まらせるものだった

それに気づいたのが魔族が小竜姫さまに魔力の塊を放ってからだった
俺はソレから小竜姫さまを庇い食らった

そして今に至る

「ぐ…がはっ……」

口から大量の血が吐き出される
体中が痛い
ヤバイ!
心の中で警報が鳴る

「貴様ぁぁぁぁ!!」

「だめ!小竜姫!!」

怒りに燃えた小竜姫さまが魔族に向かっていく
ダメだ!
力の弱った今の小竜姫さまじゃ叶わない!

そう叫びたいのに声が出ない

ダメだ…ダメだ!!

ズリュ…

嫌な音が響く

「あ」

魔族の手が

「ああ…」

小竜姫さまを引き裂いた

「っあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

「ダメ!ヨコシマ動かないで!」

暴れる俺をタマモが抑える
殺す!
アイツは殺す!殺してやる!!

黒い感情が心を占める
血が流れようが体が動かなかろうが関係ない!
アイツを…
目の前にいる魔族を…

「落ち着きなさいバカ」

その声と共に静まる感情
見ると美神さんが俺の前に立っていた
その手には

『鎮』

「あ…文珠……」

「まったく無駄使いさせるんじゃないわよ」

「すいません…美神さん」

「助かったわミカミ」

そうだ、落ち着け
このままじゃみんな死んじまう
今の俺じゃこの魔族には勝てない…
どうにかして逃げないと

でもどうする?
どうすればみんなここから…

「タマモ」

考えていると美神さんがタマモに声をかけた

「何?」

「アンタ此処から横島くん連れて逃げなさい」

「……え?」

思わず顔を上げる
何を言ってるんだこの人
そんなことしたら

「美神……さん?」

「わかってるんでしょ?コイツは全快のアンタでも敵うかどうか分からないって」

「っ……それ…は…」

「だったら一人が囮になって二人が逃げたほうがいい……そうでしょ?」

「でも…」

そんなことしたら美神さんは…

「そんなこと……ダメっすよ…」

「文句は言わせないわ。アンタは生きなさい
ルシオラに貰った命なんでしょ?」

「美神さ…」

だめだまだ上手く声が出ない
止めなきゃいけないのに!

「さ、早く行きなさい
文珠があればこの結界も越えられる筈よ」

「…ホンキなの?ミカミ?」

「当たり前よ。私を誰だと思ってるの?」

「そうね…わかった」

タマモは俺を背中に担ぐ

「やめ……タマモ…」

「黙って。ミカミの決意を無駄にするき?」

やめろ…
行ったら美神さんは!

「じゃあミカミ…また後で」

「ええ…また後で」

『壊』

渡していた文珠でタマモは結界を壊し俺を担ぎながらその場から逃げた

「美神さん……!美神さーーーーん!!」


「さぁ、覚悟はいいかしら?」

美神は目の前にいる魔族を見据えて言う

「極楽に逝かせてあげるわ!!」

そして駆け出した!


「いつまでそうしてるつもり?ヨコシマ」

あれから隠れるのに調度いい洞窟を見つけ俺たちはそこに身を隠した
俺の体も文珠で癒し今は体の痛みはない

でも…

「小竜姫さまが死んだ…」

「そうね」

金髪でナインテールのタマモが答える

「美神さんも…死んだ」

「…そうね」

タマモのその何でもないような言い方に腹が立ち
気づけば

「みんなみんな死んだ!!」

叫んでいた

「死んだんだ!!」

「そうね」

それでもただタマモは俺を静かに見つめるだけ

「なんで…なんでそんな目で俺をみるんだよ」

「信じているからよ」

「信じている?」

「そう……ヨコシマを」

タマモは優しく微笑む
まだ体は14歳くらいのくせにその微笑みは何だか色っぽかった

「なんだよ……それ」

「それにヨコシマはあのアシュタロスを倒した男なんでしょ?」

アシュタロス…俺が倒した魔神
ルシオラを犠牲にして…

「世界を救った男…か」

「何が?」

「あの戦いの後小竜姫さまに言われたんだ『世界中の人が知らなくても、あなたは世界を救った人なんですよ』って」

それでも…

「バカな話だよな」

「?」

「世界を滅ぼそうとする魔神から世界を守れても
その世界から大切な人を守れないなんてさ」

それでも守れなかった…

「ヨコシマ…」

「なぁタマモ…俺さ疲れたよ」

「え…?」

「もう…ほんと疲れた」

俺は…本当に

「ちょ……ヨコシマ…何言って」

気づけば俺の手には文殊
そして文珠に書かれた文字は

『死』

「やめて!!」

「っ!」

タマモが俺の手から文殊を叩く
文殊はそのまま消えていった

「…ってんのよ……何やってんのよヨコシマ!!」

タマモが俺の胸倉を掴む

「タ…マモ……?」

そこで気がついた
頬に暖かい何かが落ちてくるのだ

「泣いて…?」

「そんなことしたらみんな何のために死んだのか意味がなくなっちゃうじゃない!!」

「!!」

「ミカミもおキヌちゃんもバカイヌも…他の人も……みんなヨコシマに生きて欲しくて助けてくれたんだよ?
ヨコシマが死ぬためにみんな死んだんじゃないんだから!!だから……」

トン…
とタマモは胸に顔を埋める

「生きることを諦めないでよ……」

「タマモ…でも、俺は……」

「守るから…」

「え?」

「私がヨコシマを守るから」

次の瞬間俺はタマモに抱きしめられていた

「だからテキのいない場所へ…私が連れていってあげる」

「タマモ…?」

そこでやっと気づく
タマモの様子がおかしい
そして視線はタマモの手に…

「お前!それはっ…!!」

そこには四つの文珠

「大丈夫…私の霊力があればきっと…」

「アホ!俺じゃなきゃ複数同時使用は…!!」

書かれた文字は

「ヨコシマ…」

「タマモ…?」

「大好き」

タマモとのキスと同時に文字が発動

『平』『行』『世』『界』

世界が弾けた…


そして…


ドン!

「わっ!何今の音?」

「何か凄い音したな〜」

「あっちの林の方ですよ!」

そこには鈴をつけたツインテールの女の子と
綺麗な長い黒髪のおっとりした女の子
さらに小学生くらいのスーツを着た赤毛の男の子がいた

三人は音のした方へと足を向ける
たどり着くとそこには…

「男の人…?」

「それにキツネですか?」

「かわえ〜子キツネやね〜」

赤いバンダナのおそらく高校生か大学生くらいの気絶している男と
その男に寄り添う形で同じく気絶しているであろう可愛らしい子ギツネがいた


続く?


あとがき

初めまして。ナナヤといいます
今回、数多くあるGSとネギま!のクロスですが
横島がなんかスレてるというか暗いというか…
まぁそんな感じの横島とのクロスがないなぁってことで作ってみました
といってもネギま!は単行本を立ち読みしたぐらいの知識しかないので
キャラが違うようになるかもしれません。
じゃあ書くなよって話ですがどうか許してくだい
続編は反応をみて考えようと思います(チキンな作者ですみません)

では、ここまで読んでくれて
ありがとうございました

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