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「人修羅と魔法先生《プロローグ》(元ネタ ネギま 真女神転生3 ペルソナシリーズ 他)」

Walker (2008-11-13 16:30/2008-11-15 18:49)
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 注:これは、真女神転生3NOCTURNE のご都合主義妄想エンディングを主軸
に展開される物語です。
 尚、別作品に登場するペルソナを悪魔として登場させもします。


《プロローグ:再生と旅立ち》

 ―素晴らしい。

 アマラ深界で仲魔にしたルシファーが感嘆の声を上げる。
 目の前には、崩壊していくカグツチの姿があった。
 彼の主となった少年が一瞬でかの者を破壊せしめたのだ。

 それでこそ私が主と認めた者。

「おだてても何も出ないぞ」

 ―そうかね。それで、キミはどうするのかな? カグツチより奪いしその
『力』を一体何に使うつもりかね?

「決まってるだろ? 『東京受胎』が始まる前の世界に戻す。そのために全
部の『コトワリ』をあいつらから奪って、お前を仲魔にしたんだぞ」

 そう。
 それこそが、彼の『望み』。
 幾千幾万の殺し合いの中で手に入れた唯一の望み。

 友人は幼馴染みの少女と共に彼に殺された。
 この世界に彼を誘った女性は、氷川という男に殺された。

 何度この救われない世界に絶望しただろうか。
 何度この命を絶とうと思っただろうか。

 しかしその度に、仲魔たちが自分を支えてくれた。

「さて……やるか」

 イメージする。
 かつて自分が暮らしていた世界そのものを。
 何も無かった大地が始めに生まれた。
 そして、朝日が昇ると共に世界が『再構築』されてゆく。

 その光を見ながら、かつて『暁の明星』と呼ばれた魔王は面白そうに問い
かける。

 ―では、これで『我ら』とはお別れかな?

 少年はそんな魔王の頭を軽く小突く。

「馬ぁー鹿。そんなつもりはサラサラ無いだろう?」

 ―ほう。では、我々も『この世界』でキミと共に在れると?

「そう、だな。お前らだけなら、この世界にいてもいいんだろうけど……」

 俺は駄目だ、と哀しそうに少年は笑う。

「例え無かったことになるとはいえ、俺は勇と千晶を殺して、裕子先生を氷
川から救えなかった。その罪は償わなきゃならない」

 ―では、どうするのかね?

「この世界から、『俺』の全てを除外する。勇、千晶、父さんや母さん、そ
れに裕子先生……全ての存在から『俺』という存在を抹消した」

 ―成程。だから貴方は最後まで『人修羅』たらんとしたのですね。

 いつの間にか、アマラ深界に置いてきた仲魔たちが俺を囲んでいた。

「まあ、そんなところだ。でもな、本音を言ってしまえば……」

 『人修羅』と呼ばれた少年は、照れ臭そうに頭を掻きながら言う。


「お前らと、もっと一緒にいたかったから、な」


 その言葉に涙脆い仲魔たちは号泣し、女性型の悪魔は彼を次々に抱き締め
た。
 高位の仲魔に至っては、全員が改めて臣下の礼として、その場に膝を着い
た。

 そんな彼らに苦笑を返して、少年は告げる。

「さあ、行こうか。俺たちが共に在れる世界へ」

 その言葉を受けて、高位の仲魔たちが異世界への門を開く。

 そして、この世界から『人修羅』―葛葉竜斉(くずは りゅうせい)の情
報は全て抹消された。


《あとがき》

 まあ、愉しんで頂けたのなら幸いです。

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