インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始▼レス末

「ゼロの恋姫13(ゼロの使い魔×恋姫✝無双)」

AGN (2010-09-03 22:41/2010-09-03 22:44)
BACK< >NEXT

 皆がアンリエッタ姫を見ている時、一刀がルイズの方を見ると、
ボーっと頬を赤くし馬車を見ていた。ルイズが見ている方を見ると
馬車の隣に羽の付いた帽子を被り口髭を生やした長身の男が居た。
「ルイズ、あの人がどうかしたのか?」
一刀が尋ねるがルイズは聞こえていないようだ。
「どうかされたのですかご主人様?」
「ん?いや、あの人・・・」
一刀がルイズが見ていた男を指すと
「ほぉ〜、あの男、中々の腕だな」
「ああ、相当のものだ」
星と愛紗は一目でワルドの腕がわかったようだ。そうして見ている
うちにアンリエッタ姫や周りの護衛は塔の中に入って行った。
そして、見えなくなると集まっていた生徒は教師達に言われ解散し
自分達の部屋に戻って行った。一刀は愛紗達と一緒に行こうと思い、
ルイズにそれを言おうとしたがルイズは心ここにあらず、といった様子で
ボーっとしたまま1人で部屋に向かった。一刀は心配になりながらも
愛紗達を待たせる訳にはいかず、そのまま見送った。一刀がさっきの様子
について考えていると
「主、どうされたのです?何やら考え込んでいるようですが」
星にそう言われ
「・・・ルイズの様子が変なんだ。何ていうかボーっとして俺が
話掛けても聞こえてないみたいで・・・・・・」
「ほう、流石は主。女性の事には敏感ですな」
ニヤリと笑いながら星がそう言うと愛紗は不満そうな表情で何かを
考えているのか、ぶつぶつ呟いていた。

「・・・よっと、これをあそこまで運べば良いんだね?」
「はい。でも、すみません。私の仕事まで手伝って頂いて」
シエスタは申し訳なさそうにそう言った。しかし、一刀は気にしていない、
と言い洗濯ものを運んでいる。あの後、2人は手伝いに戻り一刀は
1人になって暇になった所に偶然居合わせたシエスタの仕事を手伝う
事にした。洗濯物を運びながら話していると、一刀が
「そういえば、シエスタとこうして2人で話すのって初めてじゃないかな?」
「そういえばそうですね。大抵は月ちゃんか詠ちゃんが一緒だったから、
確かに初めてですね。・・・それにしても一刀さんって月ちゃん達が
言う様に凄く優しいしんですね」
シエスタはそう言い微笑む。それを見て一刀はシエスタが可愛いという
部類に入ると改めて認識した。
「? どうしたんですか?」
自分の顔をジッと見つめる一刀にシエスタがそう聞くと、一刀は慌てて
「いや、シエスタのその黒髪ってこの辺であんまり見ないなぁ、って
思って」
「ああ、確かにそうですね。私の曾祖父もこの色で私はそれを
受け継いでいるんですよ。親戚にも何人か黒髪の人は居ますよ」
そんな他愛のない話をしていると、運び終わったので話を切り上げた。
そして、シエスタは次の仕事の為に一刀に挨拶をすると移動した。
「ふう。さてと、愛紗達はどこにいるんだろ・・・」
愛紗達を探していると剣戟が聞こえてくる。音の聞こえて来た方へ
向かうと愛紗と星が武器を構えて鍛錬をしていた。
「・・・おや、主。もう来られたのですか」
「まあね。それで2人は鍛錬してたのか?」
「はい。やる事も終わり暇になったのでこうして鍛錬をしていました」
それを見て一刀は少し考えてから、愛紗に
「・・・愛紗、俺の相手をしてくれないか?」
「・・・ご主人様とですか?」
「うん。あ、もしかして邪魔かな?もしそうなら・・・」
「いえ、そうでは無いのですが、ただご主人様が自らそう言って来られる
のは珍しいので」
愛紗にそう言われ、一刀は成程と納得し愛紗達に自分のルーンについての
説明をすると
「成程、それで主はその力がどれほどか知る為に申し出た、という事
ですな」
「そう言う事。良いかな愛紗?」
「ええ、構いません。それでは始めましょうか」
そう言う愛紗に一刀はデルフを持ってくるから少し待ってくれる様に
言い、ルイズの部屋に取りに行った。その際、ルイズの様子を見ると
先程と変わらずボーっとしたままで、一刀に気付かなかった。

一刀はデルフを持って行くとデルフが
「よお相棒、あの嬢ちゃんかなり強ええみたいだな」
カタカタ音を立てながら面白そうに言った。
「デルフってそんな事がわかるのか?」
「あたぼうよ。まっ、気を引き締めてやるこった」
一刀がデルフを正面に構えると、愛紗も青龍偃月刀を構えお互い準備は
出来た。本来なら、鍛錬なので刃を潰した練習用のがあれば良かったの
だが、それは無く木だとデルフリンガーが錆びているからといっても
切れたら危険なので仕方なくそれにしたのだ。
先に動いたのは一刀だった。一気に愛紗との間合いを詰め、デルフを
真上から振り下ろした。愛紗はその速さに驚くが、直ぐにそれを
受け止めると弾き、そのまま返しで一撃を放った。愛紗は以前の一刀が
防げる、もしくはかわせる程度の速さで放った。しかし、今の一刀には
それをが何時もより遅く見えたので、かわし速さを利用して愛紗の
左から後ろに回り込み、フェイントを混ぜながら胴に向け踏み込んで
横薙ぎに放った。
「っつ・・・」
愛紗は一瞬、押されるがそれを防ぎ今までよりも早い速度で振った。
一刀はギリギリ受け止めたが勢いで体勢が崩れた。愛紗がすかさず刃
を突き付けると
「・・・ふぅ〜っ、駄目か。ちょっとはいけると思ったんだけど」
「いえ、正直驚きました。まさかこれほどとは・・・・・」
「うむ、速さだけでいえば中々のものですぞ」
そう言われ少し嬉しくなったが
「しかし、まだまだですな。確かにそれならば、そこらの雑魚に後れを
とる事は無いでしょうが、本当の強者には手も足も出ないでしょうな」
「ははっ、厳しいな。まぁ、そうだと思ってたけど・・・」
星にはっきりと言われ一刀は凹んだ。星は面白そうに笑いながら
「では次は私と一戦交えましょうか」
そう言い龍牙を持ち構えた。一刀は少し戸惑うがすぐに構え直し、
向き合った。今度は先に動いたのは星だった。星は連続の突きを
繰り出すが、一刀はなんとか受け止め、かわすがまともに反撃を出来ない
でいる。
「どうした主っ!情けないですぞ、さあ反撃してみせよ」
(っく、星の言う通り情けないな・・・。でも、負けるかっ)
一刀がそう思い力を込めるとルーンの光りが強くなり、一刀の動きも
速くなった。
(星の動きが遅くなった?・・・違う、これはギーシュの時と同じ、
いやそれ以上みたいだ・・・)
今の一刀には星の動きが先程よりも遅く見え、受け止めるのもかわすのも
楽になった。だが、それでも星の突きは速くこのままでは手も足も出ない
まま終わると思い。意を決し、星が大きく突きを放った瞬間デルフで
刃の横を叩き胴に一撃を放った。  
だがその瞬間、星の姿が消えた。そして
「私が作った隙に気付いたのは良かったですが、まだ踏み込みが甘い
ですな」
星は一刀の後ろから刃を突き付けながらそう言った。そして、星が
武器を下げると一刀は気が抜けたようでそのまま地面に腰を下ろす。
一息つくと一刀は2人と戦い改めて自分はまだまだ、なのだと実感した。
「大丈夫ですよ、ご主人様。ご主人様は以前よりは強くなられました。
まだまだ強くなれます。・・・・・なので、これからは以前よりも
鍛錬は厳しくさせていただきます」
愛紗の強い決意を聞き一刀は危険を感じ、
「あ、愛紗、そこまで意気込まなくても良いんじゃ・・・・・」
そう言い説得しようとしたが愛紗は聞こえていないのか張り切った
ままなので、星に助けを求めようとすると
「愛紗、ちょっと待て。少しは加減するのだぞ」
「星・・・・・」
星の優しい言葉に感謝したが
「あまりお主がやりすぎると私が主を甚振れなくなってしまうではないか」
「星〜〜〜〜っ・・・・・」


その夜、愛紗と星の特訓によってヘトヘトになった一刀は愛紗と星に
手伝ってもらい一緒にルイズの部屋に向かっている。
「愛紗も星ももう少し手加減してくれてもいいじゃないか・・・」
「何をおっしゃる。あれでも充分すぎるほど手加減したのですぞ」
星にそう言われ凹みながら行くと、ルイズの部屋の前で怪しい動きを
している人影があった。近付いてみるとそれはギーシュだった。
ギーシュは一刀達に気付いていないようで必死に扉に耳を付け中の
声を聞こうとしている。一刀達はこっそりと近付き
「・・・ギーシュ、何をしてるんだ」
「!!っ、えっと、これは・・・・」
ギーシュが口籠っていると、
「主、こやつどうしますか?」
「とりあえず、ルイズに聞こうか。こういうのは部屋の本人任せよう」
星に聞かれそう言い扉を開けるとそこにはルイズの他にもう1人いて、
こちらに視線を向けていた。2人は驚いた表情をしたが、ルイズが
口を開き
「カズト、それにあ、あんた達、何でここに居るのっ?!」
「それは・・・・・」
一刀がルイズに説明しようとしたが、そこに居るもう1人に見覚えが
あった。
「・・・なあ、ルイズ。ところでそこに居るのって、もしかして
昼間学園に来たお姫様じゃあ・・・・・」
一刀が聞くと一刀達の後ろに居たギーシュが行き成り前に出て姿勢を正し
「姫殿下、その困難な任務にこのギーシュ・ド・グラモンもお加え下さい」
そう言うとルイズは呆れてアンリエッタは少し茫然としたが、すぐに
反応し、力を貸す等ギーシュと話した。それが終わるとギーシュは
幸せそうな表情で失神した。

行き成りのギーシュの話しに付いていけず茫然としていた一刀達が
「あの、力を貸すとか、任務とかって一体何の話しなんだ?」
「・・・ルイズ、この方達は一体・・・」
ルイズはハッとしアンリエッタの方を向き
「姫様、紹介が遅れましたがこの者はカズト。私が召喚した使い魔です」
「使い魔?人にしか見えませんが・・・」
「人で間違いはないよ。 それで後ろに居るのは俺の仲間の
関羽と趙雲だ」
一刀がそう言った途端、ルイズは
「カズト。あんた何て口の聞き方してるの!! 姫様、申し訳ありません」
そう謝り、頭を何度も下げ、一刀にも頭を下げるよう言うが愛紗が
「頭を下げる必要などありませんよ。 確かにその者はこの国の
王族ですが・・・」
「あんた何言ってるの!分かってるなら静かにしてなさいよ」
愛紗の言葉を遮ってルイズが言う。しかし、愛紗も負けておらず再び
言い返す。という事をしていたが
「愛紗、落ち着いて。ルイズもお姫様の前でそんな風に怒鳴って良いの?」
それを言われ、愛紗は渋々とだが怒鳴るのを止めた。ルイズは一刀に
そう指摘されハッとした表情になり静かになった。
「それで、話しは戻るけど何でこの国のお姫様がここに居るの?」
そう聞くとルイズは真剣な表情で
「・・・重要な話しだから、カズトは良いけどそこの2人は部屋から
出てって」
ルイズがそう厳しい口調で言うと愛紗が
「そういう訳にもいかん! 先程のこ奴の話しを聞くに何やら只事では
無さそうだ。私達も聞かせてもらおうか」
「駄目に決まってるでしょ。あんた達は関係無いんだからさっさと
出て行きなさいよ!」
「関係なら充分ある。私達はご主人様の忠実な臣下、それで充分だ」
「何訳の分からない事言ってるのよ。それに一刀の臣下って事は
一刀の主である私の臣下でもあるって事でしょ。だから、私が
命令するわ。さっさとこの部屋から出て行きなさい!!」
「ふざけるな。私が仕えているのはご主人様ただ1人。お前の様な者に
仕えてはいない!!」
そのまま言い争いに為り掛けたが、一刀に再び止められ冷静になると
愛紗はまた言い争いをした事を恥じてか、顔を赤くし俯いた。
ルイズは姫様の前でまた大声で言い争いをしてしまったので、顔を
赤くしながら慌てて弁解をしている。その光景を見ていたが、一刀は
そろそろ本題に入りたいので何故姫様がここに居るのかと任務について
の話しを聞いた。
初めは躊躇したが、ゆっくりと口を開いた。その内容は、アルビオン
という国で反乱があり王党派が危ないという事、その為に自分が
ゲルマニアの王様と結婚する事により同盟を結ぶ事となったが昔アルビオンの
王子、ウェールズに出した手紙があり、それがもし公になったら同盟が
無くなってしまう。だからルイズにはその手紙を回収して来て欲しい、
といった内容だった。
それを聞き一刀達は考え込む様に黙った。そして、一刀が
「・・・それってかなり危険なんじゃない?」
そう一言呟くと愛紗と星が
「そうですね、内乱が起こっている国に行くというだけでもかなり危険
です。おまけに・・・」
「目的地が敗北しそうな側ならば余計に厳しいですな」
2人の言葉を聞きルイズが
「何知った様な事言ってるのっ! これはトリステインの未来が掛った
重要な任務なのよ!!」
そう言うが一刀は
「それは分かってるよ。でも、それならもっと腕の立つ人物を選べば
良いんじゃない? 何でルイズなんだ?」
ルイズの言う事を理解しながらもアンリエッタの考えが分からないので、
一刀がそう言うとアンリエッタは俯き悲しそうな小さな声で
「それは、今の私には敵が多いからです。 私は若く、おまけに女性です。
大臣たちの中にはそれを快く思っていない者もいるのです。ですから、
今回の事は私の独断で行いました。なので、信頼できる者という点で
幼い頃からの友人であるルイズが上がったのです」
「成る程。確かにそれならば納得がいく。しかし、危険な事には変わりない。
最悪の場合は命を落とす事になるな」
星の冷たい物言いにアンリエッタは顔を伏せ悲しそうな表情になり、
ルイズは
「何言ってるの。これは姫様が私を信じて直々にお与え下さった任務
なのよ。これは・・・・・・」
「良いのですルイズ。その方の言っている事は事実で、私はあなたを危険な目に
あわせてしまうかもしれないのです。・・・しかし、私には
こうするより他に方法が無いのです・・・」
そう言い顔を覆い崩れ落ちた。ルイズはアンリエッタに近付き
「姫様ご安心下さい。私が必ずその危険な任務を遂行し、件の手紙を回収
してまいります」
そう力強く言った。アンリエッタはルイズを見て
「ありがとう。やはりあなたは私の一番の親友です」
そう言い抱きしめた。愛紗はそれを見て呆れ、星は面白そうにしていた。
そして
「だったら危険から女の子は守ってあげないと。・・・・・まあ、
最終的には2人に守ってもらう事になると思うけど」
一刀が言うと愛紗と星は溜息を吐き呆れたように
「まったく、ご主人様は甘いのですから・・・」
「そう言うな愛紗、主が甘いのは今に初まったことではない。それに、
それもまた主の魅力なのだから仕方あるまい」
そう言いつつも少し嬉しそうに言った。
「そうだな。ご主人様、我々が必ずあなたを守ってみせます。 
ついでにそこの2人も」
愛紗はそう言いルイズとギーシュの方を見た。星はそれを聞いて
笑いながら頷いた。それを聞きルイズは不機嫌そうな顔になったが、
それだけで何も言わず黙っていた。それを見てアンリエッタは少し微笑むと、
ルイズに紙とペンを借り手紙を書いた。手紙を書いている時の
アンリエッタは悲しみを堪える悲痛な表情だった。手紙を書き終わると、
それをルイズに渡して
「これは『水のルビー』お守りに持って行って下さい」
そう言った。

あとがき
前回、早く出来るようにしたいと言いながら遅れてしまいすみません。
実は一刀達の口調確認の為にゲームをやろうとしたらセーブデータが
全て消えていてもう一度やっていたら、萌将伝が発売されたのでそちらを
やっている内にここまで、ズルズルと延びてしまいました。
おまけにルイズの部屋で会話のシーンが思いのほか難しく何度も書き直しに
時間を要しました。

恋姫のキャラ達の強さについてなのですが、どなたか分かりませんか?
今のところの愛紗達の強さはゲームをプレイしての予想で書います。
ファンブックにそういったのが載っているらしい事は分かったのですが、
持っていない為に分かりません。もし知っている方は教えて下されば
光栄です。


レス返し
>God男様
今回、2回目の修羅場?がありましたが、2人の言い争い方はこんな
感じでしょうか?それとアンリエッタ達の会話、すみませんこれが私の
限界です。本当はもっと面白そうに出来れば良かったのですが・・・。

>乱様
アンリエッタと一刀の初顔合わせはこんな感じで終わりました。
アンリエッタは正直、キャラとして少々書きにくく大変です。
2人の関係についてはあまり書くとネタばれになるので、すみませんが
本編で書くまで待っていて下さい。

>ジョーカー様
修羅場に関しては、初顔合わせなのでこんな感じかと考えてあれ位に
しました。
仲間に関してはまだはっきりと決定していないキャラ達もいるので、
もしかしたそうなるかもしれません。

>羅刹様
修羅場に関しては他の方からも言われたのですが、やはり物足りなかった
ようですね。しかし、これからも2人は割と修羅場になる予定なので、
それを待っていて下さい。

>はな彼方や湯抜き様
えっと、何て書きてあるか分かりません。すみません。

BACK< >NEXT

△記事頭

▲記事頭


名 前
メール
レ ス
※1KBまで
疑似タグが使えます、詳しくはこちらの一覧へ
画像投稿する(チェックを入れて送信を押すと画像投稿用のフォーム付きで記事が呼び出されます、投稿にはなりませんので注意)
文字色が選べます   パスワード必須!
     
  cookieを許可(名前、メール、パスワード:30日有効)

記事機能メニュー

記事の修正・削除および続編の投稿ができます
対象記事番号(記事番号0で親記事対象になります、続編投稿の場合不要)
 パスワード